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何かにチャレンジする

自分探しのための方法の中でも、最も積極的な探し方となるのが新しい「チャレンジ」です。
人は何かを達成したときや、自分の努力で何事かを成し得たときにはとても大きな喜びを感じるものですが、それはどんなことであってもまず最初にそれをやろうという意志がなくてはいけません。
自分探しをしたいと迷う人によくあるのが、自分が今ここにいる意味がわからない、自分は誰からも必要とされていないような気がするというような地に足がつかないような浮遊感です。
そんなとき、何かにチャレンジをしてそこで成果を得ることができれば、自分に自信を持つことができ生きているという実感を少しでも感じることができます。

チャレンジといっても大げさなものでなくてもよく、例えば長い小説を全部読むというようなことや、ハイキングで山を1つ登ってくるというようなこと、あるいは模型や手芸などで作品を1つつくり上げるというようなことなどです。
自分の興味やそれまでちょっとやってみたいと思っていたことに少し踏み込んでみるというようなことから始めればよいのです。
最初からいきなり難易度の高いチャレンジにしてしまうとそれだけ失敗をする確率も高くなるので、それ以来やる気を失ってしまうという逆効果につながってしまうこともあります。
まずはほぼ間違いなくできるだろうという小さなことから始め、そこから少しずつスキルを高めていくようにすればモチベーションも上がりますしうまくなっていく自分を実感できて喜びも大きくなります。

またチャレンジをするときに心にとめておきたいのが、100%完成させることを目標にはしないことです。
几帳面な性格の人などは、どうせ挑戦するなら完璧でなくては意味がないと考えてしまいがちです。
ですが新しくチャレンジすることにそうした完璧を求めてしまうと、いつの間にか細部にばかり気を取られて最終的な完成という目標を見失ってしまうものです。
楽器の演奏で例えるなら、できない部分があってもそこをマスターしないと先に進まないというのではなく、まずは全体の流れを弾けるようになってから細かい部分の仕上げをしていけばよいのです。
できないところがあると先に進めないという気持ちを流すことができるようになるだけで、かなり気持ちが軽くなり新しくできることの幅が広がっていきます。

新しく何かにチャレンジをすると普段とは頭の違う部分が動いているという実感が得られるので、それまでの日常もまた違った景色に見えてきますよ。