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占いにはまる

女性のほとんどの人が、毎朝見ているテレビ番組の星占いのコーナーが
ちょっと気になっているはずです。

女性向けの雑誌では必ずといってよいほど巻末付近に今月の占いのコーナーがあって、
月ごとのラッキーカラーやラッキーアイテムを紹介してくれます。

自分探しなど、ちょっと生き方に迷ってしまったときなどは、
ついつい占いを見ては一喜一憂をしてしまいますよね。

普段何気なく見ている占いですが、
業界人でないとその占いの内容は何を根拠に決めているのかわかりません。

もしかしたら、今日の朝に見た占いも特になんの根拠もなく
編集者が思いつきで書いたものかもしれません。

 

占いは普通その日の気分にほんのちょっぴり影響を与える罪のないものです。

ですが、ついつい自分の生き方に迷いを覚えるあまり占いにハマり込んでしまうような人もいます。

占いにハマリ始めると、毎朝の星占いくらいでは飽きたらなくなって、
四柱推命や風水、姓名判断、手相・人相などさまざまな種類のものを気にするようになっていきます。

場合によっては新宿などの占い師がたくさんお店を持っているエリアに毎日のように足を運び、
占いをしてもらったりするようになったりします。

複数の占いをすれば必ず何かではよい結果が出て、何かでは悪い結果がでてしまいます。

そんなとき、どういうわけか良い方の占いよりも悪い方の占いを信じてしまうものです。

 

あまりにもたくさんの占いをすることがあまりよくないのは、悪い方の占いばかりを
信じてしまうようになってしまうので、帰って生活の中の悩みが大きくなってしまうからです。

何か悪いことがあってもそれを占いのせいだと思ってしまうので、
それ以上問題を解決するための手段をとらず、
「運が悪かった」「今は時期が悪い」と言い訳をしてしまいたくなってしまいます。

何か1つだけ信用できる占いがあってそれを見ている分には、よいときと悪いときが周期的が
めぐってくるので、何かを決断したり行動したりするときのちょっとした後押しをしてくれます。

 

日本では伝統的に仏教で定められた「厄年」というものがあります。

厄年は生まれた年によってだけ決まり、
年回りが来ると誰でも前厄・本厄・後厄をすぎることになります。

この厄年は全くデタラメというわけではなく、
例えば女性にとっての本厄である33歳や37歳という時期は、
ちょうど体の仕組みが変化する時期なので、大きな病気のもとが発生しやすい時期でもあります。

この厄年のように、伝統的に注意が必要な時期を神様など大きな存在の力を借りて
教えてくれることもあるので、科学的根拠がないからと一蹴してしまうのも間違いです。

 

何事にも言えますがあまりにはまりすぎるのは危険であるということをきちんと考えて、
適度に距離をとっていくようにすることが正しい占いとの付き合い方です。