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なりたい自分がそもそもない

自分探しをするといっても、それはそれをする人みんなにとって明確な目標があるわけではありませんよね。

中には、そもそも自分がなりたいと思える自分が見つからなくて、自分を探すといっても何をどこから始めていけばよいのかがわからないというケースもよくあります。

自分がなりたい自分というのは、言ってみれば憧れている自分の姿なので、それまで自分の行くべき道について考えたこともなかった人にとっては、いきなり目標を決めようとしても何をどうすればいいのかもわからないでしょう。

自分のやりたいことやなりたいものがある程度決まっているなら、そこからしていくべき努力を考えていけばよいので、実は自分を探すとしてもそれほど難しいことではありません。

なりやい職業があればそれになるための資格取得やキャリアアップをすればよいのですし、優しい人・強い人・理論的な人・かっこいい人など目指すべき人間像があれば自分の憧れる人のことをよく観察して近づけるようにすればよいのです。

 

自分がなりたいものがわからないということは、言ってみれば自分の今の姿に何が足りていないかがつかめていないということでもあります。

今の自分が完全というわけではないけれども、何が足りてないかがわからないというもやもやした気持になってしまいます。

とりあえず何かあるのではないかとボランティア活動をしてみたり、多くの仕事や勉強をしてみたりするものの、どれもピンと来ずに中途半端になったりします。

その原因はズバリ、今の自分自身と真正面から向き合っていないためです。

自分に何か足りないという自覚があるということは、自分自身に満足をしていないということでもあります。

自分の中にある満足できない部分とは、言い換えれば自分が認めたくない自分の一部分でもあるのでそこに向きあわなければ本当に自分の中の欠点や足りないものを見つけることはできません。

自分探しというと外向きですが、まずは出発前の準備として自分の中の気持や性格、長所と短所をしっかりと見つめることが大切となります。

自分の内側としっかりと向き合うことができなければ、おそらく何をやってもそれで満足ということも得られにくく、似たような試行錯誤をずっと繰り返していくことにもなります。

自分探しに効率を求めるのもちょっとおかしいですが、それでも実のある行動をするためにはまずは足元にある準備をしていくようにしてみてはどうでしょうか。