1. >
  2. >
  3. 住む場所を変える

住む場所を変える

自分探しをしたいのだけれども何からやってよいのかわからないというときには、まず住宅環境を変えてみるというのがおすすめの方法になります。
それまで実家暮らしをしてきた人なら、思い切ってひとり暮らしをしてみたりといったような家の中の環境を変化させてみるというのもよいでしょう。
仕事や学校などの都合もあるでしょうが、もし許されるなら思い切ってそれまでと全く違った生活スタイルで仕切り直しをしてみるということをおすすめします。

なぜ自分探しのために住む場所を変化させるのがよいかというと、住んでいる場所が長くなると毎日の生活サイクルが一定化してしまい、新しい発見や気持ちの変化が起こりにくいためです。
ただ無闇やたらに住んでいるところさえ変えてしまえばなんとなく気持ちの変化が起こるだろうという受け身の姿勢ではいけません。
生活スタイルが変化するということは、そこからそれまでにない気付きや興味が生まれてくるきっかけができやすくなるということなので、そんな生活の中の気付きを自分の中の変化として受け入れ膨らますことができるかは自分自身の気持ちの問題になってきます。

長年同じところに住んでいると、学校や会社に通う道もいつも同じになりますし、家を出る時間や帰ってくる時間、途中によるお店や寄り道をする先までがすべて変化のないサイクルでの活動になってきます。
例えば何かほしいものがあったとしても、どこならより安く使いやすく購入ができるかということを改めて考えなくてもなんとなく頭に浮かびますし、しなければいけないことがあったらまずどこで何をするかということも頭をそれほど使わなくてもできるようになります。

ですが引っ越しをして環境が変わると、そうした生活スタイルを一から作り直さなくてはいけなくなります。
例えば夕食の買い物1つにしても、スーパーで購入するのか八百屋さんに行くのかということに始まり、どこで何を買えば一番おいしいかというようなことまでもを最初から発掘しなおすことになります。
実は引っ越しをするときに一番面倒なのは、引っ越しのための手続きよりもむしろそうした生活スタイルの再構築の方になります。

ですがそれを面倒と思うか、新しくものを考え吸収する機会ととらえるかはその人次第です。
それまでの住環境ではごくあたりまえだったことも、土地や住み方が変わったら全く違ったものになるということもよくあります。

家庭を持っていて気軽に引っ越しできない方は、子供の成長に合わせての引っ越しや、マンションの購入にチャレンジしてみてもいいでしょう。
子供の将来を考えた間取りを選んだり、物件の価値を考えてマンションを購入すると、自分が何を重視するか見えたりします。
しかしそこまで貯金がない人も多いですので、もし引っ越すとしたらという前提で物件を見るのもいいでしょう。

そうした当たり前を当たり前に感じなくなるということだけでも、自分探しには大変役に立つことです。