失敗点を羅列してみる
自分の短所としっかり向き合い、自分の中で短所そのものを把握するというのは簡単な事ではありません。
どうしても自分の中で悪い部分から目を背けたくなってしまうという人がほとんどではないでしょうか。
しかし自分の中では短所を知ることによって長所へと切り替えることができたり、短所を改善して自分と同じような短所を持っていた人に対して寛大になれるといったメリットなどもあります。
短所を見つける際にいつも同じようなトラブルで人間関係が崩れてしまうという人の場合には相手ばかりではなく、自分にも原因があるということをまずは理解しましょう。
短所を理解していないと、どのようなトラブルがあっても、相手ばかりに責任を押し付けてしまい、自分の短所そのものには目を向けずに過ごしてしまうこともありますが、ここで何が原因だったのかについてしっかり考えることで自分の短所そのものが見えてきます。
どのようなことでトラブルが起きてしまうのかということをまずは紙に羅列してみたり、頭の中に羅列してみたりすると自分の中では特に気にしていなかった何気ない一言で相手が嫌悪感を抱くきっかけとなるスイッチを押していることもあります。
またさりげないトークの中でも自然に上から目線で話をしていたりすれば他人からの評価は下がってしまい、さらには人がどんどん離れていってしまうといった結果にもなりかねません。
ところが、自分の中で短所をしっかり理解していないと、こうした状況に陥り、人がどんどん離れていても自分に原因があることさえわかりませんので、自分の身の回りにやってくる人間は適当な人間ばかりだと思ってしまうこともあります。
自分の短所を知ることによって人間関係も大きく変わっていきますので、しっかり自分と向き合いながら悪い部分も自分の中で受け入れるようにしましょう。
ポジティブと短所の繋がり
自分にポジティブな性格だと思っていたり、周りからもあなたはいつもポジティブねと言われたりする人の場合、このポジティブという部分が長所だと思っていることも多いです。
しかし実際にはこのポジティブという部分が短所にもなっていることが多いので、冷静に自分を見つめ直さなければなりません。
自分に起きた出来事に対してポジティブに自分の中で解決できるのは非常に素晴らしい長所といえるのですが、自分がポジティブであるがゆえに他人の意見を取り入れなかったり、他人の気持ちを考えず自分のペースばかりで物事を進めてしまったりするようであれば、これは短所になるでしょう。
長所と短所というのは面白いもので、どちらか一方に偏っている人は少なく長所短所の中からそれぞれに反対の特徴を見つけ出すこともできます。
このように短所を知るために自分の時間を割くのは嫌だと思ってしまう人もいるかもしれませんが、ここでしっかり時間を割くことによって、反対に長所を乱すことも可能であり、それには短所そのものを十分に改善し、他人に不快感を与えず付き合いやすく信頼できる人間に成長することもできます。