美容室難民にならないために
日本国内には信号機の数よりも多い美容室があると言われています。
これは日本においては美容師や理容師の仕事が国家資格としてかなり手厚く取扱がされており、手に職をつけて独立開業をするための仕事として古くから使われてきたということが背景にあるようです。
しかしこれだけ数が増えているということは利用者側である私達にとって嬉しい半面どこを利用すればよいのかわからないという問題も作っています。
美容室はテレビなどで有名になったカリスマ美容師がプロデュースする有名店がある一方で、美容師さん一人だけでほとんどの業務をしてしまうような小さなお店までたくさんあります。
ですのでこれから行きつけの美容室を探すなら、まずは自分がどんな雰囲気のところでどんなサービスを受けたいかということで選ぶようにしましょう。
とはいえいきなり初めてのお店に予約をしてカットやパーマを受けても、それが自分にあったものかを判断するのは難しかったりします。
なので最初は「美容室難民」としてあちこちのお店を渡り歩くくらいの気持ちでいた方がよいかもしれませんね。
いくつかのお店を利用していくうちにその中には一つくらい自分の好みにあった美容室を見つけることができるでしょう。
居心地のよい美容室とは?
美容室を選ぶときのポイントになるのは「価格」「技術」「雰囲気」の3つです。
この3つが全て揃っているお店があればよいのですが、実際にはどれかがよいとどれかがいまいちといったように微妙なバランスになっていることがよくあります。
そんなときは用途別に行きつけのお店を作ってしまうというのも一つの方法です。
例えば普段ちょっと髪が伸びたと思う時のために一番価格が安いお店を使ったり、カットやパーマだけでなくリラックスしたいというときには一番雰囲気が気に入っているお店にしたりといった感じです。
技術力が高い美容室では場合有名なスタイリストさんがいたりして、指名料だけで高い金額がかかったりということもあります。
なのでそうしたちょっと贅沢ができるところとして一つおさえておき、普段使いは別の行きやすいところにしておくというのが美容室選びでおすすめの方法になります。
いきなり初めて予約をするよりも、家族や友人ですでにそこに行っている人がいてその紹介を受けるとそれだけで割引になったりするのでできるだけ周囲と美容院の情報は共有したいですね。
個人美容室ではスタイリストさんとの相性が重要
チェーン系の美容室も増えてはきていますが、やはり個人営業としての色彩が強い美容室においては店内で勤務をする美容師さんは1~2名といった小さなところが多くなっています。
数十人のスタイリストさんがいるような大きなお店では営業マニュアルがしっかりとしていることが多いため、比較的安心して利用ができます。
一方で個人店を利用するときには担当する美容師さんと相性があえばかなり快適ですが、合わないとかなり居心地が悪くなったりします。
個人店を利用するときの最大のメリットは、髪や肌についての相談がしやすく、継続して担当してもらうことで髪質を知って似合うスタイルを提案してもらうことができるということです。
個人店の場合には店内のインテリアなどにもその店長さんのセンスが出ますので、まずは予約前にお店の外観や内装を軽くチェックしておくというのもよい方法と言えます。