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探しても見つからないなら創ろう

自分探しは生き方に迷う現代の青年にとってかなり重要な意味を持っています。

ですが、考え方の違う世代の人やそもそも自分自身の生き方に
あまり疑問を持たないで生きてきた人にとっては、
ときに「自分探し」というキーワードは否定的にとらえられてしまいがちです。

なぜこのように同じ言葉が肯定されたり否定されたりするかというと、
「自分探し」という言葉が非常に曖昧で幅広い意味が含まれており、
時に言い訳や逃げ口上として使われてしまったりするからです。

自分の生き方に自身が持てずに、
引越しや転職を繰り返してしまう若い世代の人は男性にも女性にもたくさんいます。

この行動は本人にしてみれば不安定な自分をなんとか落ち着かせたいという気持ちから
きているのですが、場合によっては「無責任」「いいかげん」「集中力・忍耐力が足りない」
というふうにとらえられてしまいます。

厳しい意見になりますが、これから自分探しをしたいという人は、
世間からはそうした目で見られてしまうこともあるということを
まずはしっかり理解しておいた方がよいかもしれません。

参考:自分探しではなく自分創りを(日経Bizアカデミー)

自分探しを否定的な視線でとらえられないようにする方法を選ぶこともできます。

毎日の生活の中で、例えばちょっと違った習い事をしてみたり、
普段知り合う人たちとは違う年齢や性別の人が集まるサークルに参加してみるなどといった
ちょっとした工夫でもかなり物事を見る目は変わってきます。

自分探しをするときに気をつけたいのは、自分自身をよく見つめてみるといことと、
その見方を片方からだけに偏らせないということです。

自分の姿も、真正面から鏡で見るだけでなく三面鏡を使ったり合わせ鏡をしてみたりすることで、
違った特徴があることに気が付きます。

心の中も同じように、ちょっといつもと違うことをしてみようとするだけで
かなり印象が変わるものなのです。

ですがそんな自分探しをしてみても、なかなか思うようにいかなかったり、
気持ちがスッキリしないということもあります。

そんなときはいっそ「探す」のはやめて「創る」ことに意識を移すのも良い方法です。

自分を探すのと違って「創る」場合、
自分というこれまでの枠にないことをするのですから当然可能性は大きく広がっていきます。

それまで全く知らなかった言語を勉強してみたり、
やったことのなかったスポーツや学習をしてみるなど、
自分が興味を持っていなかったことに積極的に挑戦してみるという方法です。

始めたばかりのときは当然うまくいきませんし、失敗もします。

ですが、そうして新しく作り上げていく自分という感覚は、
既にある自分の中から探すという作業に比べ成長を感じることのできる楽しいものになるはずです。