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仕事が合わない

就職が厳しい状況の中では、
新卒でも中途採用でも自分の希望通りの仕事につくことは難しくなっています。

新卒で就職をしたばかりの人などは、

「就職さえできれば幸せ。勝ち組なんだ」

というような意識をかなり強く刷り込まれてしまっていて、毎日の生活に苦痛や不安があっても
それを自分の中で覆い隠してしまうように仕事をしている人もたくさんいるようです。

これは自分に合わない仕事だなと強く感じたとしても
「すぐ辞めるのは根性がない証拠」「社会人なら最後まで責任を持って仕事をしていくべき」
と周囲から言われてしまうことで、何が不安で何がつらいのかを考える暇も与えてもらえません。

 

そこでちょっと見方を変えて考えてもらいたいのが、
自分にとって理想の働き場所というのはどういうところかということです。

例えば学生時代にモデルの仕事に就きたくて美容やファッションの勉強をしてきたのに、
運悪く選考に残ることができず一般企業の経理職などにつくことになったという場合はどうでしょうか。

この場合将来の選び方には二つの方法があります。

改めて説明するべきことでもないのですが、
「仕事を続けてそこで自分のやりたいことを見つける」かもしくは
「今の仕事をなくすことになっても本当に自分のやりたい仕事ができる場所にチャレンジする」
ということの二つです。

この二つのどちらが正解ということはありません。

問題はこの二つのうちどちらが「自分にとって本当にやりたい目標であるか」ということです。

「やってしまったことに対する後悔よりも、やらなかった後悔の方が強く残る」

という言葉がありますが、さてこの二つの仕事選びについてはどうでしょうか。

確かにせっかくモデルになりたいという目標を持って、
学生時代長くそのための努力をしてきたというのであれば、
それまでの努力をなんとか形にしたいと思い仕事を辞めて再チャレンジしてみるというのもよい方法です。

ですが、それでは勤務をしていた経理職では何の意味もなく幸せもないと
言い切れるのかというとそうではないのではないかと思います。

経理の仕事も極めようとすれば大変に奥が深く、キャリア形成をしていくことも十分に可能です。

モデルに再挑戦せず経理職としてキャリア形成をしていくことで
見つけられる新たな自分やそこから受けられる幸せもたくさんあります。

自分探しをするなら、まずは自分の中にある固定的な考えを一度捨てて、
柔軟な気持ちで現状を見ていくようにしてみるのが大切です。