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就職活動で自分探し

自分探しをしたいと思うタイミングはいろいろありますが、中でも多くの人が最初に経験するのが「就職活動」という人生のステップです。
それまでは学校生活の中で先生の教えにしたがってテストを受けてきたという生活から抜け出し、自分の力で自分の進む道を見つけていくということは自分自身と正面から向かい合わなければできないことです。

就職活動においてはほとんどの学校では進路指導としてエントリーシートの書き方や面接指導が行われていきますが、このときに一緒に行われることが多いのが「自己分析」です。
自己分析とは、自分自身の特性とは何かということを自分の中でしっかりと考えなおすことがスタート地点となります。

一見単純なことのようですが、この自己分析は普段の生活でやっている人というのはとても少なく、就職活動という1つのきっかけで初めてやってみたという人もかなりいます。

自分のことはわざわざ分析などしなくてもわかりきっているのだという思い込みがあるためですが、それを通して突然に自分の特性について考えを改めるというケースもあったりします。

就職活動における自己分析の方法としては、まず自分は過去にどういった経験をしていて、現在おかれている状況と合わせこれからどうしていくのがよいかということを考えることがあります。

また反対に将来の自分について考えたとき、どういった人生を送ってどんなことをしている自分になりたいかということを思い浮かべそこからやるべきことを見つけていくという方法もあるでしょう。

大切なのはただなんとなく場の雰囲気や周囲からの助言にしたがって自分の道を考えるのではなく、あくまでも自分自身の内面から生じてくる気持ちをつかむようにしていくということです。

就職活動における自分探しは、一発目で成功するということは実はあまりありません。
学生時代に十分に自己分析をしたつもりであっても、実際にその希望にそった就職をしてみたら「こんなはずではなかった」「もっと違う自分がいるはず」といった気持ちになることもよくあります。

ですがそれは決して悪いことではなく、そうしたなんとなく自分に合わないという違和感がもとになり、本当にやりたいことを見つけることができるということもあります。

就職活動では失敗しないことだけが重要視され、ともすると自己分析や自分探しは後回しにされてしまうこともあるでしょう。
ですが、あとから後悔をしないよう貴重な就職活動という機会に自分と思い切り向き合ってみてください。